名無しさん@閉鎖まで6日(SB-iPhone)
2023/03/05(日) 22:32:30 ID:dgP5MLpj
3/3(金) 16:55 産経新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/99e5e64a1bd632b4f9db23a4c054454cccbd6d88
令和5年春闘の労使交渉で積極的な賃上げの動きが強まる中、5年度の初任給を引き上げる大手企業が相次いでいる。ゲーム大手のセガと、カジュアル衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは、いずれも大卒を従来の月額20万円台から30万円にアップ。少子化を背景にした人手不足で人材の奪い合いが激しさを増す中、企業側は物価上昇にも配慮して待遇の向上を図り、優秀な人材を確保したい考えだ。
セガは7月以降、大卒は従来の22万2千円から7万8千円(約35%)増やす。基本給を底上げするベースアップ(ベア)の実施や賞与の一部を月給に取り入れる仕組みの導入で、正社員の年収を平均約15%高める待遇改善の一環。「より働きやすい環境を実現し、グローバルな競争力を一層高める」のが狙いという。
専門性が求められるゲーム業界では、人材の囲い込みが日常化している。任天堂は全社員の基本給を4月から一律10%アップし、23万3千円だった大卒初任給も4月入社から25万6千円に引き上げる。同社は「世界的な物価上昇に対応するため」と説明する。
ファストリは大卒を25万5千円から4万5千円引き上げ、入社1〜2年目で就く新人店長の月収を従来の29万円から39万円にする。国内の給与水準を世界基準に合わせることで、人材獲得や流出を防ぐ効果を期待する。大手工作機械メーカーのDMG森精機も「国際標準の賃金水準」を目指し、大卒は27万2210円から30万円に、大学院博士課程修了は36万3490円から47万5千円へと11万円余り引き上げる。
初任給の横並びが続いてきた3メガバンクも待遇改善に動く。三井住友銀行は今春、16年ぶりに新卒の初任給を引き上げ、大卒は5万円増の25万5千円とする方針を固めた。狙いは「優秀な人材の確保に尽きる」といい、今後の採用活動を有利に進めたい考えだ。
みずほフィナンシャルグループは6年4月入社の新卒から、グループ主要5社の合同採用と初任給の統一を実施。みずほ銀行は13年ぶりの引き上げとなり、大卒は20万5千円から26万円へと5万5千円増やす。
このほか、ホンダや全日空、JR東日本、NTTグループ主要会社、大和ハウス工業、ニコン、製粉大手の昭和産業、アフラック生命保険など初任給引き上げの動きは各業界に広がる。
リクルートワークス研究所が昨年12月に発表した調査によると、初任給の水準を高める企業は実施予定を含めて54・9%と前年度より10・4ポイント上昇。同研究所は「人手不足の解消に向けて人材の奪い合いが激化している」と分析する。
就職情報会社マイナビが来春卒業予定の学生に今年1月行った調査では、初任給や給与をアップする企業には「関心と志望度が高まる」とする回答が約68%に上った。同社は「新卒採用活動の重要なポイントになりそうだ」としている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/99e5e64a1bd632b4f9db23a4c054454cccbd6d88
令和5年春闘の労使交渉で積極的な賃上げの動きが強まる中、5年度の初任給を引き上げる大手企業が相次いでいる。ゲーム大手のセガと、カジュアル衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは、いずれも大卒を従来の月額20万円台から30万円にアップ。少子化を背景にした人手不足で人材の奪い合いが激しさを増す中、企業側は物価上昇にも配慮して待遇の向上を図り、優秀な人材を確保したい考えだ。
セガは7月以降、大卒は従来の22万2千円から7万8千円(約35%)増やす。基本給を底上げするベースアップ(ベア)の実施や賞与の一部を月給に取り入れる仕組みの導入で、正社員の年収を平均約15%高める待遇改善の一環。「より働きやすい環境を実現し、グローバルな競争力を一層高める」のが狙いという。
専門性が求められるゲーム業界では、人材の囲い込みが日常化している。任天堂は全社員の基本給を4月から一律10%アップし、23万3千円だった大卒初任給も4月入社から25万6千円に引き上げる。同社は「世界的な物価上昇に対応するため」と説明する。
ファストリは大卒を25万5千円から4万5千円引き上げ、入社1〜2年目で就く新人店長の月収を従来の29万円から39万円にする。国内の給与水準を世界基準に合わせることで、人材獲得や流出を防ぐ効果を期待する。大手工作機械メーカーのDMG森精機も「国際標準の賃金水準」を目指し、大卒は27万2210円から30万円に、大学院博士課程修了は36万3490円から47万5千円へと11万円余り引き上げる。
初任給の横並びが続いてきた3メガバンクも待遇改善に動く。三井住友銀行は今春、16年ぶりに新卒の初任給を引き上げ、大卒は5万円増の25万5千円とする方針を固めた。狙いは「優秀な人材の確保に尽きる」といい、今後の採用活動を有利に進めたい考えだ。
みずほフィナンシャルグループは6年4月入社の新卒から、グループ主要5社の合同採用と初任給の統一を実施。みずほ銀行は13年ぶりの引き上げとなり、大卒は20万5千円から26万円へと5万5千円増やす。
このほか、ホンダや全日空、JR東日本、NTTグループ主要会社、大和ハウス工業、ニコン、製粉大手の昭和産業、アフラック生命保険など初任給引き上げの動きは各業界に広がる。
リクルートワークス研究所が昨年12月に発表した調査によると、初任給の水準を高める企業は実施予定を含めて54・9%と前年度より10・4ポイント上昇。同研究所は「人手不足の解消に向けて人材の奪い合いが激化している」と分析する。
就職情報会社マイナビが来春卒業予定の学生に今年1月行った調査では、初任給や給与をアップする企業には「関心と志望度が高まる」とする回答が約68%に上った。同社は「新卒採用活動の重要なポイントになりそうだ」としている。